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実際クランダは神殿を降りてはいなかった。
なぜなら、神殿に収めた剣がどうも頭に引っかかったからである。
2、3分するとクァールは降りていった。
半分まで降りた時、町から黒く大きな塊がものすごい勢いで上ってきた。
いや、塊ではない。クァールはすぐに分かった。 幻牙だ。
しかし気づいた時は幻牙はスグそこに迫っており、丸腰のクァールは途方にくれ、
パニック状態に落ち入った。
なぜなら、神殿に収めた剣がどうも頭に引っかかったからである。
2、3分するとクァールは降りていった。
半分まで降りた時、町から黒く大きな塊がものすごい勢いで上ってきた。
いや、塊ではない。クァールはすぐに分かった。 幻牙だ。
しかし気づいた時は幻牙はスグそこに迫っており、丸腰のクァールは途方にくれ、
パニック状態に落ち入った。
2008.06.08 ▲
潜む
「…なぁ…。この階段上るのか?」
クランダは神殿を見上げながら言った。なにせものすごい段数だからだ。
上のほうは霧がかかっている。見ているだけでクラクラする。
「ま、神殿だから。この剣を返すまで守ってくれるんだろ?」
「ここまで来るとは思わないけどなぁ…。しょうがないか。」
クランダは仕方なく、階段を上り始めた。これ絶対筋肉痛になるぜ…。
「ふうっーー!」
やっと階段を上った。涼しいのが幸いだ。
「さぁ、さっさと終わらせようぜ。日が暮れちゃう。」
現に、上りきった頃には夕方だった。
「あぁ。あそこの箱に入れるだけだ。すぐに終わると思う。」
クァールの指差す方向には、宝石がちりばめられた大きな箱が置いてある。
あの箱はどこかで見た感じがしたが、さほど気に留めなかった。
儀式的なことはせず、ただ箱に入れるだけ。思ったよりスグに終わった。
「さぁ終わった。帰ろう。」
クァールは箱を見つめながら言った。
「やっと終わったー!悪いが追っ手がくる前に先に降りるぜ。お前もグズグズしてると殺されるぞ? じゃぁな。」
そう言って駆け足でクランダは神殿を降りていった。
クァールも父の遺言を果たしたため少しボォーっとしていたが、すぐに降りていった。
サイキの町が常闇に包まれていることは2人は気づかない…
「…なぁ…。この階段上るのか?」
クランダは神殿を見上げながら言った。なにせものすごい段数だからだ。
上のほうは霧がかかっている。見ているだけでクラクラする。
「ま、神殿だから。この剣を返すまで守ってくれるんだろ?」
「ここまで来るとは思わないけどなぁ…。しょうがないか。」
クランダは仕方なく、階段を上り始めた。これ絶対筋肉痛になるぜ…。
「ふうっーー!」
やっと階段を上った。涼しいのが幸いだ。
「さぁ、さっさと終わらせようぜ。日が暮れちゃう。」
現に、上りきった頃には夕方だった。
「あぁ。あそこの箱に入れるだけだ。すぐに終わると思う。」
クァールの指差す方向には、宝石がちりばめられた大きな箱が置いてある。
あの箱はどこかで見た感じがしたが、さほど気に留めなかった。
儀式的なことはせず、ただ箱に入れるだけ。思ったよりスグに終わった。
「さぁ終わった。帰ろう。」
クァールは箱を見つめながら言った。
「やっと終わったー!悪いが追っ手がくる前に先に降りるぜ。お前もグズグズしてると殺されるぞ? じゃぁな。」
そう言って駆け足でクランダは神殿を降りていった。
クァールも父の遺言を果たしたため少しボォーっとしていたが、すぐに降りていった。
サイキの町が常闇に包まれていることは2人は気づかない…
2008.04.17 ▲
第二の故郷
先ほどラルレの町に幻牙が現れた、という知らせが来た。
町中を見回してから、森の方へ入っていったらしい。
しかしこちらはかなり引き離している。ちょうど森を出たところだ。
「……。」
クランダは心配だった。何故かと言うと、幻牙は確実に自分達を追っているからだ。
ラルレの町からは、海へも出れるし、山にも囲まれている。だが奴等は…
躊躇なく森へ入っていったらしい。普通に神殿へたどり着くことができればいいが。
神殿はもうすぐ。夕方には確実に着く。神殿まで行けば、俺の仕事も終わりだ。
「神殿には何の用があるんだ?」
前々から気になっていた事を聞く。
「父さんの遺言。」
「何て?」
「あんたは悪い人じゃなさそうだし…。この剣を神殿に返すんだ。」
と言ってクァールは腰に差していた剣を抜く。
「…随分と錆びてるじゃないか。」
神殿に返すのだから、もっと神々しいのを想像していたが、
真逆だった。殺傷能力の全くない、錆びれた“ただの”剣だった。
「なんでこんな剣を?」
「さぁ…。それは僕も分からない。」
本当に分からないようだ。
さっきからクランダの頭には何かが引っかかっていたが、
それがどうしても思い出せない。
しかし、目的のサイキ神殿が見えてきたので、そんなことはどうでもよくなった。
なぜなら、クランダの第二の故郷でもあるからだ。
先ほどラルレの町に幻牙が現れた、という知らせが来た。
町中を見回してから、森の方へ入っていったらしい。
しかしこちらはかなり引き離している。ちょうど森を出たところだ。
「……。」
クランダは心配だった。何故かと言うと、幻牙は確実に自分達を追っているからだ。
ラルレの町からは、海へも出れるし、山にも囲まれている。だが奴等は…
躊躇なく森へ入っていったらしい。普通に神殿へたどり着くことができればいいが。
神殿はもうすぐ。夕方には確実に着く。神殿まで行けば、俺の仕事も終わりだ。
「神殿には何の用があるんだ?」
前々から気になっていた事を聞く。
「父さんの遺言。」
「何て?」
「あんたは悪い人じゃなさそうだし…。この剣を神殿に返すんだ。」
と言ってクァールは腰に差していた剣を抜く。
「…随分と錆びてるじゃないか。」
神殿に返すのだから、もっと神々しいのを想像していたが、
真逆だった。殺傷能力の全くない、錆びれた“ただの”剣だった。
「なんでこんな剣を?」
「さぁ…。それは僕も分からない。」
本当に分からないようだ。
さっきからクランダの頭には何かが引っかかっていたが、
それがどうしても思い出せない。
しかし、目的のサイキ神殿が見えてきたので、そんなことはどうでもよくなった。
なぜなら、クランダの第二の故郷でもあるからだ。
2008.04.10 ▲
旅立ち
ほぼ“奴等”と同時に広場に着いた。真ん中に立っている少年は、壁に背を向けて剣を抜いている。
しかし敵は大勢。ひさびさに腕が鳴るな…。
数十10分でかたがついた。少年は疲れている様子はない。
ほぼ“奴等”と同時に広場に着いた。真ん中に立っている少年は、壁に背を向けて剣を抜いている。
しかし敵は大勢。ひさびさに腕が鳴るな…。
数十10分でかたがついた。少年は疲れている様子はない。
2008.04.06 ▲
夢
暗闇の中… 遠くのほうで水の流れるような……いや、
笑い声? 泣き声? それとも…
光が俺を襲う…
始まり
昨夜の夢はなんだったんだろう。なかなか思い出せない。思いだそうとしても、頭が割れるような痛みに襲われる。
なんだか外が騒がしい。嫌な予感がする。できれば関わりたくないが、そっと窓を開けてみた。
この時間ならいつも賑やかな広場が、異様な静けさだ。真ん中に1人立っている。
気づいたら俺は剣を片手に走っていた。間に合えばいい…。
暗闇の中… 遠くのほうで水の流れるような……いや、
笑い声? 泣き声? それとも…
光が俺を襲う…
始まり
昨夜の夢はなんだったんだろう。なかなか思い出せない。思いだそうとしても、頭が割れるような痛みに襲われる。
なんだか外が騒がしい。嫌な予感がする。できれば関わりたくないが、そっと窓を開けてみた。
この時間ならいつも賑やかな広場が、異様な静けさだ。真ん中に1人立っている。
気づいたら俺は剣を片手に走っていた。間に合えばいい…。
2008.04.05 ▲
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